明治42年、安方字黒川にあった、八幡神社に、村にあった小祠の、天祖神社、釈護子神社、大六天社等を合祀して、安方神社と命名され、祭神は、応神天皇、和風諡号は誉田別尊でした。
この安方神社も昭和20年4月14日の夜、米軍機の空襲により、町とともに一瞬にして焼け落ち灰燼となりました。
昭和29年9月、安方神社再建の発起人会が発足し、第一期工事で、まず社務所を、第二期工事で社殿の再建が決まりました。
昭和33年11月の社務所の地鎮祭から昭和36年の社殿竣工まで、3年間というスピードで完成しました。
そして、建設資金はすべて氏子の奉納によるもので、戦後、心のよりどころを見失っていた人々の、氏神様への、熱い思いを推測することができます。